東京都では、令和4年6月24日、小池東京都知事が東京都の新築住宅への太陽光パネルの設置義務化を発表。建築主ではなく、住宅供給メーカー約50社に対して義務化を行っています。
賛否両論あり反対意見も多いですが、再生可能エネルギーや環境への意識を考えると、家庭でも取り組みやすいのは太陽光発電に限ると思います。
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とにかく初めてみたい方は、家庭で出来るポータブルソーラーパネルから気軽に電気を作ってみましょう!!
ソーラーパネルとは・・・?
ソーラーパネルは太陽光発電システムの核となるパーツ。光子の吸収する過程で電流を発生させる仕組みです。詳しい説明になると専門的なレベルで素人には結局、仕組みはわかりません。
何か知らないけど、「太陽の光が電気になる」で良いと思います。ざっくりですみません。
ソーラーパネルのメリット
ソーラーパネルを活用することで、月々の電気代の節約、災害時の電気の確保、二酸化炭素を排出しない電気を作る地球にやさしいエコな暮らしを実現できます。
また、折り畳み式になっているので、手軽に持ち運びや収納に便利です。
ソーラーパネルのデメリット
デメリットは、なんといっても「日照不足」。太陽光がなければ発電する事ができません。他には電子パネルで非常にデリケートな為、スマホのように落下してバッキバキになるような事も注意が必要です。
「家庭用ソーラーパネル」選び方とおすすめは?
ソーラーパネルを選ぶ時のポイントは3つあります。メーカー、発電容量、変換効率になります。
ポイント1:『メーカー選び』
メーカー選びの基準は、HPが有りどこかで聞いた事があるようなメーカーがおすすめ。理由は、保証やサポートがしっかりされているから。困ったことがあったら問い合わせできるのが安心です。
すでにポータブル電源をもっているなら、そのメーカーに合わせるのがベストです。別の製品とつなげて不具合が起きても保証対象外になる恐れがあります。
有名メーカーのおすすめを3社紹介します。各公式HPに詳しい事が書いてあるので、ご参考にして下さい。
ポイント2:『発電容量と発電量』
発電容量はkWで表されますが、発電量はkWhと表示します。両者の違いは、発電能力(出力)と実際に発電する量です。メインは発電容量kWで選ぶのがおすすめ。
発電容量(kW)=発電能力(出力)
発電量(kWh)=実際に発電する量
「ん・・・!?わかりにくい!自分で書いといて分かりにくい!!」
もう少しわかりやすく簡単に説明します。例えば、車に置き換えると・・・
「ガソリン燃料が太陽の光」、「発電容量を馬力」、「発電量を走った距離」
と考えればわかりやすいと思います。
そうなると「発電容量=馬力」で選ぶのがおすすめと言えます。車で言うならランボルギーニやフェラーリあたりでしょうか?もちろん「発電容量=馬力」となると、お値段も高くなっていきます・・・。
時間や能力を気にしなければ、「発電量=走った距離」はいずれ到着するという考えもできますので、自分に合った選び方がいいですね。
ポイント3:『変換効率』
変換効率とは、太陽光エネルギーをどのくらい電気に変換できるかを表す能力。エネルギー変換効率が高い太陽光パネルほど、性能が高い太陽光パネルになります。
太陽光パネルに使用されている素材にはいくつか種類があり、大きく分けて「シリコン系」と「化合物系」があります。さらにシリコン系の中にも、「単結晶シリコン」「多結晶シリコン」「薄膜シリコン」の3タイプが存在します。
素材について専門的な事を述べられても、良し悪しを判断するのは難しいので、ソーラーパネルの変換効率の数値を見て判断が賢明です。
一般的に20〜25%程で、数値が高いほど効率的に電気を作れる優秀なソーラーパネルだと言われています。
「ソーラーパネル」と「ポータブル電源」併用がおすすめ!
ソーラーパネルはポータブル電源(蓄電池)との併用がおすすめです。ソーラーパネルで作られた電気はその場でしか使えません。なのでせっかくなら蓄電して、太陽光が得られない時も電気を使えるようにしておけば便利です。ポータブル電源の記事もありますので参考にご覧ください。
ソーラーパネルは環境破壊!?
ソーラーパネルによる発電は、環境に逆に悪いと取り上げられる事があります。理由としては、パネルを作る工程で「二酸化炭素を排出している」、「設置するために山を切り開いて環境破壊」など、言われています。
確かにパネルを作る為のエネルギーや、作る過程で出たゴミなど否めない点もあります。しかし作られた電気を電力会社から買っても同じ事。電気を作る為に燃料を燃やしたり、その代償として産業廃棄物もでる。
少なくともソーラーパネルで電気を作るというエコ意識があるだけで、自然環境に向けたいろいろな取り組みや期待が望めるのではないでしょうか?
山を切り開いてのソーラーパネルの設置も一部だけのニュースであり、そのほとんどは元からある日照を遮る事がない広大な土地を活用しています。
冒頭の新築住宅への太陽光の設置義務化も、住宅の空いているスペースを有効活用し地球環境に配慮するための手段です。
エコ活動を意識する事が太陽光による発電に限らず、海洋汚染(マイクロプラスチック)や森林伐採、地球温暖化など様々な地球環境問題について見方も変わると思います。
ソーラーパネル義務化に対して意見公募【東京都】
東京都がソーラーパネルパネル義務化に対して意見公募を行うと、賛成56%、反対41%という結果が出ました。
賛成意見 | 反対意見 |
「電力の安定供給に貢献する」 | 「住宅供給メーカーに対して義務化だが、結局、消費者に費用が上乗せされ、設置や維持管理の費用負担増。」 |
「脱炭素は世界の潮流」 | 「廃棄やリサイクルまでの費用負担が大きい」 |
分析すると10~20代の若者に賛成が多く、50~60歳代は反対が多いというデータも出てきています。この結果を見ると若者と年配の考え方に温度差がある事が読み取れます。
若者に賛成が多い理由
若者は、安定供給とエコを念頭に何が1番大切か純粋に考えています。
継続的に電力の安定供給の為なら必要であるし、世界の環境意識の観点から脱炭素に向けた取り組みなら必要と考えているのが読み取れると思います。
年配者に反対が多い理由
一方年配の考え方は、『お金!』自分に負担がかかる費用についての部分が理由。確かに個人としてお金がかかると、「地球環境の為に自分だけがお金かけるなんて!」と思っているのかもしれません。
その結果、廃棄やリサイクル、パネルを作る為のエネルギーが地球環境を汚しているだの御託を並べ、反対意見に都合よく結びつけている感じがします。
年齢に関係なく人それぞれに考えがある
あくまで意見公募のデータなので「若者だから、年配だから」では一概に言えません。人によって考え方や経験があっての意見もあり、結果としてこのようなデータが出てきます。
とにかく、今住んでいる地球環境は自分の居場所。考えて行動しなければ、それこそ環境破壊につながると思います。
小さな事から意識してできるエコ活動。 > 環境問題に御託や文句を並べて何もしないエゴ活動。
まとめ
天気がいい日の太陽の光は、パワーを感じます。地球に降り注ぐエネルギーをソーラーパネルで電気を作る事ができるのは最高です。
そして、ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせで効率のいい電気使用ができ、環境問題についても配慮できます。
太陽光発電は、災害や停電時に活躍する事間違いなしです。いざという時の為以外にも、普段使いやキャンプなど屋外でも電気を確保できる素晴らしいツールです。
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